YIN YANG
陰陽五行とは
陰陽五行とは、古代中国で生まれた自然哲学の考え方で、「陰陽」と「五行」というふたつの見方を合わせた呼び名です。世の中のものごとを、相反するふたつの気(陰と陽)に分け、さらに「木・火・土・金・水」という5つの性質に分類して、その巡りとバランスでとらえます。美容の現場では、お客様の状態やお好みを言葉にしてお伝えするための、共通言語として使われています。
01
陰陽とは、相反するふたつの気でとらえること
陰陽は、すべてのものを対になるふたつの性質に分けて考える見方です。月と太陽、夜と昼、静と動、内と外。どちらが良い・悪いではなく、両方があってはじめて全体が成り立つ、という考え方が土台にあります。東洋の考え方では、この陰と陽がかたよらずに保たれている状態を「バランスがとれている」と表現します。
02
五行とは、木・火・土・金・水という5つの性質
五行は、あらゆるものを「木・火・土・金・水」の5つに分類する見方です。季節、色、味、感情など、さまざまなものがこの5つに当てはめられてきました。以下は東洋の古典で一般に伝えられている対応の一例です。
木
- 季節
- 春
- 色
- 青(緑)
- 伝えられている性質のイメージ
- のびやかに広がる、成長のイメージ
火
- 季節
- 夏
- 色
- 赤
- 伝えられている性質のイメージ
- 熱を持って上に向かう、情熱のイメージ
土
- 季節
- 季節の変わり目(土用)
- 色
- 黄
- 伝えられている性質のイメージ
- 受けとめて育てる、安定のイメージ
金
- 季節
- 秋
- 色
- 白
- 伝えられている性質のイメージ
- 形を整えて引き締める、けじめのイメージ
水
- 季節
- 冬
- 色
- 黒
- 伝えられている性質のイメージ
- 内にたくわえる、静けさのイメージ
上記は東洋の古典で伝えられてきた分類であり、体質や健康状態を判定するものではありません。
03
相生と相剋、五行はめぐり、抑え合う
五行は独立しているのではなく、互いに影響し合うと考えられてきました。木が燃えて火を生み、火の灰が土になり、土から金(鉱物)が生まれ、金は水を生み、水が木を育てる。この助け合う流れを相生(そうせい)と呼びます。一方で、水は火を消し、火は金を溶かすように、抑える方向の関係もあります。これを相剋(そうこく)と呼びます。ひとつだけを見るのではなく、全体の巡りで見るのが陰陽五行の考え方です。
04
サロン経営者にとって、陰陽五行が持つ意味
陰陽五行がサロンの現場で使われてきた理由は、お客様に「あなたのこと」として伝えられるからです。同じ説明でも、五つの性質という物差しがあると、お客様ごとに言葉を変えられます。おすすめする理由に筋が通り、お客様自身が納得して次の一歩を選びやすくなります。技術そのものよりも、この「伝え方の設計」が差になる場面は少なくありません。
05
カウンセリングに取り入れる、3つの視点
1. お客様の言葉を、5つの物差しで受けとめる
お悩みをそのまま聞くだけでなく、季節・お好み・過ごし方を5つの性質に置き換えて整理します。分類そのものが目的ではなく、会話を深めるきっかけとして使います。
2. 季節に合わせて、ご提案の切り口を変える
五行は季節と対応づけられています。春夏秋冬と季節の変わり目で提案の切り口を変えると、同じメニューでも新しく受け取っていただけます。
3. ご自宅での過ごし方まで、ひとつづきで伝える
サロンでの時間だけでなく、ご自宅での過ごし方まで同じ物差しで伝えると、話が一本の線でつながります。お客様が続けやすくなり、次回のご来店にもつながります。
FAQ
よくある質問
陰陽五行と五行説は違うものですか?
陰陽五行は占いですか?
自分の五行タイプはどうやって知りますか?
サロンで陰陽五行を扱うのに、資格は必要ですか?
陰陽五行はどこで学べますか?
陰陽五行を、サロンの技術として学ぶ
陰陽五行ハイパーウッドメソッドは、この考え方を施術とカウンセリングに落とし込んだ、AIBA(一般社団法人ASIA国際美容協会)認定の技術です。
